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【合格した話】第一種衛生管理者の試験勉強と参考書について

こんにちは。コバ(@kobablog1)です。

去年の今頃はとある資格試験の合格を喜んでいました。

受験したのはタイトルの通り「第一種衛生管理者」です。

今回は受験の4か月ほど前に3日間の講習+直前の1週間ほど日数で朝から晩まで勉強で参考書1冊覚えこむという勉強法で無事合格できました。

この記事では第一種衛生管理者の資格の概要と自分が受けた講習会、そして自分の勉強方法についてお知らせします。

第一種衛生管理者の概要・受験資格などについて

衛生管理者とは?概要をさらりと。

以下、労働安全衛生法より抜粋です。

(衛生管理者)
第十二条 事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、都道府県労働局長の免許を受けた者その他厚生労働省令で定める資格を有する者のうちから、厚生労働省令で定めるところにより、当該事業場の業務の区分に応じて、衛生管理者を選任し、その者に第十条第一項各号の業務(第二十五条の二第二項の規定により技術的事項を管理する者を選任した場合においては、同条第一項各号の措置に該当するものを除く。)
のうち衛生に係る技術的事項を管理させなければならない。

現在、常時50人以上の労働者を使用する事業場では衛生管理者免許を有する者のうちから労働者数に応じて一定数以上の衛生管理者を選任し、衛生に係わる技術的事項を管理しなければいけない、とされています。
衛生管理者のうち、第二種衛生管理者の免許を持っている方は一部の業種(情報通信業、金融業、保険業、卸・小売業等)のみ衛生管理者になれます。そして第一種はすべての業種の事業場の衛生管理者になることができます。

つまり、50人以上労働者がいる会社では必ず有資格者が必要!転職の際にも少しは有利そう、と思いました。資格無いよりはあった方がいいですよね。

衛生管理者・受験資格と合格率

受験資格は学校卒業の資格+労働衛生の実務経験年数がメインとなっています。主な資格は次の通り。自分は2の条件で受験となりました。

1.大学・短大・高専・専修学校等卒業+労働衛生の実務経験年数1年

2.中学・高校卒業+労働衛生の実務経験年数3年

他の受験資格は安全衛生技術試験協会のホームページに詳しく記載されていますのでそちらをご確認ください。また同サイトの「統計」からは現在29年度の合格率を見ることができます。衛生管理者の部分を抜き出してみました。↓

試験区分 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
第一種衛生管理者 65,821 29,636 45
第二種衛生管理者 31,537 17,302 54.9

第一種は昨年、半分以下の合格率となっていました。

参加した講習会と使った参考書のこと

上司との面談にて「2017年中に資格取得しよう」という目標が設定され、その春から勉強を始めました。

さっそく、17年4月に地元で開催された講習会に参加しました。

3日間、9時から17時の間でパワーポイントにて資料を見ながら問題範囲(5種の科目)を順番に勉強していく内容でした。
先生方はみなさん衛生管理者の上のランクの労働衛生コンサルタントの資格をお持ちの方々にて、この講習会で使用されている上の画像の参考書(出るとこマスター!衛生管理者試験)の編纂にも携わり、何回も講習会を実施されているプロにてそれだけでも頼もしく感じました。

中でもおひとりの先生は語呂合わせによる覚え方を得意としており、講義の最中、随所に語呂合わせのキーワードが出てきました。

今、参考資料が見当たらないので載せられないのですが、その中の一つ「白いベンツは再不能」がインパクトが大きくてよく覚えていました。

また参考書は公表問題集となっており、衛生管理者の必要な事項と過去問題8回分が収録されていました。大きな変更がない限りは過去問題から組み合わせの出題となるのでこのテキストをまるっと覚えればほぼ大丈夫との先生方のお話で自信が持てました。

試験前にタイミングよく夏休み!1週間ノート書き込みで受験

講習会では「これから毎日かかさず勉強をお願いします、参考書は二周は勉強してください」と言われたような気がします。

ですが、ついついテレビをみたりネトゲに興じたりと無駄に時間を過ごしてしまい、春の講習会の後はほとんど勉強しないまま受験月になってしまいました。8月下旬が受験日です。

でもその前にラッキーなことに会社の夏休みで9日間の連休となりました。

さすがにこのまま勉強せずに受験するのは無理があるなと、ここでようやくエンジンがかかりました。また元より忘れっぽいので事前にまとめて覚えた方が試験日まで記憶に残るかなとも思っていました(^_^;)

お盆のお参り等により前半は使えませんでしたが、後半の5日間で集中的に勉強しました。この1日フルに使える時間が5日以上あって本当に助かりました。

わたしの勉強法は、参考書の文をただひたすらにノートにまとめて書き写し、問題を解き、間違ったところはまた戻ってまとめ書きをやりなおす、これを繰り返すものです。

人は何かを覚える際に、ただ目で文章を追うよりも読んだり書いたりといったリアクションを伴って勉強した方がより記憶に残りやすいのです。自分は書く方を選びました。

ノートはすらすら書きやすい「アピカCDノート」を使用しました。字は今回時間が足りなそうだったので、書ければいいと半分殴り書きでした。

朝6時に起きて、夜の12時まで食事と入浴以外はただひたすらノートに向かっておりました。1日15時間ほどでしようか。
休み明けからテスト日までの残り2日の平日も家に帰ってからひたすら勉強し、なんとか前日までに参考書のすべてを一巡、勉強することができました。

今回の受験会場はとある大学にて、自分の入った部屋は100人くらいが入れる大きめの会場でした。

衛生管理者の試験は時間は3時間、解答はマークシート方式です。塗りつぶすだけで回答できるので時間切れになることはないでしょう。

退席可能な1時間後になると半分以上の人が会場から出ていきました。

自分は確認とあとで答え合わせができるように覚えこむため3回以上見直しを行いました。気が付くと終了30分前を切った頃には会場内には10名も残っていなかったです。

試験が終わったら参考書を開いてこの問題出ていたなーと答え合わせ。
自分が受験した時はこんな感じの出題でした。

最初の色付け分が見直し中に最後まで迷った問題です。
それから他の問題はこんな感じで出ていました。
満点は取れませんでした、残念。労働衛生共通が問題数少ないのに2問も×で間違っていてあぶなかったです。
あと語呂合わせで覚えていたベンツ(ベンゼンによる健康障害⇒例:白血病や再生不良貧血)が出題されて嬉しくて思わずハイライトしてしまいました。

結果発表&無事合格できました。まとめ

受験後の9月中旬ごろ、公式サイトで結果発表、そして合格通知も郵送でとどきまして、おかげさまで合格できました。

2週間ほど前からの慌てての詰込みでしたがなんとかなってよかったです。

受験に際してのアドバイスといっては何ですが、今回のまとめです。

1.講習会が受けられる場合は受けましょう。覚え方や受験のコツ教えてもらうのはやはり大切だと思いました。

2.参考書は↑の1冊だけでも大丈夫だと思いました。覚えるべきところが簡潔にまとめられています。但し、全部覚えるぐらいの勢いが必要です。

3.使った参考書以外の問題は過去問題を掲載しているサイトを参照しましょう。

第一種衛生管理者試験過去問題集
https://kako-mon.com/1-ei/

第1種衛生管理者 過去問 | 解説 無料
https://kakomon-quiz.com/1eisei/

「衛生管理者 過去問題」で検索すると上記の他、いろいろと過去問題が掲載されているサイトが見つかります。自分にあったサイトを参照してください。

Google検索で今回の出題を検索したところ、「参考書には載ってなかったけど過去問題のサイトには掲載されている問題」がいくつかそのまま出ていました。(確か平成16年の問題がそのまま出ていたと思います)

過去問題サイトに表示される問題がスラスラ回答できるようになってればより安心です。

どうかこれから受験されるあなたが無事合格できますように!

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